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祝 第59回卒業証書授与式

 

本日、第59回卒業証書授与式を挙行しました。新コロナウイルスの感染症防止のため、例年とは変わって保護者、在校生、来賓なしで、卒業生と教職員だけで行いました。

 

卒業証書は、例年通り校長先生から一人ひとりに授与されました。  

校長式辞では、「皆さんは東日本大震災及び原子力災害により、普通の小学校の入学式ができませんでした。ご家族の方々は、皆さんの命を守り、安全・安心な生活を送るために毎日を必死に過ごしていたと思います。あれから9年の月日が経ち、本日を迎えました。度重なる予想外の出来事にも、常に前向きな気持ちをもって、他と協力し、様々な困難を乗り越えてきた皆さん、本当に頼もしい本校の卒業生に成長しました。皆さんは向陽中学校の誇りです」、そしてはなむけに「感謝の気持ちを忘れないようにしよう」「何事にも相手を思いやり、肯定することから始めよう」「やり抜く力を身につけよう」という3つのことば、結びには「つらいときには校歌を大きな声で歌ってみてください」という言葉をおくられました。

 

卒業生代表の武澤さんの言葉では、「決して世界的なウイルス感染におびえ、病魔の前に医療の現実は無力であることを嘆いているわけではありません。この会場に大切な人たちの姿が見えない現実はこの上ないつらさであります。でも、うらめしい気持ちの真実は、この学び舎を去る、大切な友との別れにあるのです。」とのあと、これまでの中学校生活を振り返って、友達に質問を投げかけました。

「私たち115名の長所や短所は一言で言うとどんなところだと思いますか?水谷さん」「いろんな問題が起こり、そのたびに学年集会がありました。先生方の話で心に残っている話はありませんか?坂脇君」「吉川君、向陽祭の一番の思い出は何ですか?」「今年は水害で向陽祭が平日開催でした。水害でつらい思いをしながらもそのつらさを決して表にだすことなく頑張ってましたよね。穂乃花さんその時の思いを話してください。」「愛音さん合唱コンクールでの全校生の演奏はいかがでしたか? 」と投げかけ、一人一人が思い出を応えました。

 

「みんなここにいて欲しかったお父さん、お母さんに向けて『ありがとう』って大きな声で言ってみよう」という音頭で卒業生全員が、両親に向けて叫んだ「ありがとう」の言葉が感動的でした。

 「私たちの義務教育の9年間は、まさに東日本大震災からの復興とともにあった9年間でした。簡略簡素化されてしまった卒園式と小学校の入学式、思わぬ事態に遭遇し、今日も大切な家族と後輩がいない卒業式だからこそ、本当の旅立ちが、今日この式であると思えるのです」ということばに、卒業生そして3年生の先生方も涙していました。

卒業生の退場では、レッドカーペットの両脇に職員が並んで、拍手で見送りました。   

この後、各学級では担任との最後の時間を過ごしました。今回の対応に対しまして、ご理解をいただきました保護者の皆様に心より感謝しますとともに、職員一同心より「ご卒業おめでとうございます」と。申し上げます。