山上小学校ブログ

学校 全校集会②:塩手山物語の紹介

 全校集会では、 山上地区に伝わる伝説「塩手山と手長大明神」を紹介しました。 昇降口に飾られている「石のモザイク大壁画~塩手山物語~」の題材になったものです。
 5・6年生以外は「この伝説を聞いたのは初めて。」という子供たちがほとんど。 私も詳しくは知らなかったのですが、6月に学校評議員の方から教えていただいたことをきっかけに、 「石のモザイク大壁画~塩手山物語~」に関わる卒業生たちの物語についても調べ、子供たちに伝えました。

 上記写真「石のモザイク大壁画~塩手山物語~」は、 昭和60年度卒業生12名の子供たちによって作られました。 卒業生達の「新校舎に末永く残るものを作りたい」との思いから、 PTAの皆様、地域の皆様のご協力により、 83時間もの時間をかけて制作されました。 

 TVや新聞にも大きく取り上げられ、 当時の新聞には、12名の卒業生達は「自分の得意なことを生かしながら協力し合って作り上げた」こと、 「学校は小さいけど、やればできるんだと自信を深めた」こと、 等が書かれていました。 また、 平成元年度の図画工作科の教科書(開隆堂)にも掲載され、全国の多くの小学6年生が手に取りました(6年生の時に、この教科書で学んだという本校職員がいることも分かりました)。

 子供たちは、この壁画に関わるエピソードを聞き、「すごい先輩達がいたんだ。」「これからも大事にしていこう。」との思いをもつことができました。

 たくさんの素晴らしい先輩方が山上小学校で学び、活躍されています。 今はコロナ禍で地域の皆様や先輩方との交流をなかなかもてませんが、 このような形で紹介しながら、子供たちが「今度は自分たちが山上小の歴史を作る番!」と、一人一人が主人公として活躍していってほしいと思います。