活動の内容は、地図とコンパスを頼りにして自然の家の周辺にある18ヶ所の目印を探します。ポイントによって10点が9ヶ所、20点が6カ所、30点が3ヶ所の配点があり、全て見つけられると300点になります。制限時間は1時間10分です。10秒遅れるごとに1点ずつ減点されます。

注意事項として、獣よけの電線には触らないこと、蜂に気をつけることなど安全に活動することです。

まずは、グループごとに作戦を立て、まずはおおよその周り方を決めました。

相馬では曇っていると聞いたのですが、とても気持ちの良い青空のもとで実施することができました。ただ森の中、しかも結構なアップダウンがあり、子どもたちは空を見る余裕はなかったようですが!グループで励まし合いながら、なんとか全グループ完走できました。スタート時には元気一杯の子どもたちでしたが、さすがに「疲れた!疲れた!」を連呼していました。

残念ながら、300点満点のグループはありませんでした。優勝は3班の220点でした。チームワークを生かして頑張りました。
起床時間は6時。しかし、じっとしていられず、トイレに行ったりモゾモゾしたりして、6時になるのを待っていました。

時間になると、さっそく学年Tシャツ
に着替え、布団をたたんだり部屋の掃除をしたりと朝からチームワークバッチリです。

普段の生活よりは、遅めの7時40分の朝食時間、待ちきれない様子なので、この隙間時間で外遊びをしました。

朝食メニューは、温野菜サラダ、がんもの煮物、つぼ漬け、サバの照り焼き、スクランブルエッグ、肉団子、バターロール、いちごジャム、ヨーグルト、白米、味噌汁、コンソメスープ、海苔、納豆、牛乳でした。大満足のメニューの上にバイキング方式なので、たくさんお代わりをしました。エネルギーチャージバッチリです。

朝食後は、歯磨きをしたり8時40分の部屋チェックに向けて、生活班の仲間と協力して部屋の仕上げ掃除をしました。
オリエンテーションホールに、荷物を移動して部屋チェックの可否を待ちます。
1日のまとめとして班長会議を行い、活動を振り返って頑張ったことや良かったことを共有しました。野外炊飯で協力できたことや集合時に素早く行動できたことが多くあがりました。修正点としては、話の聞き方をもう少し気をつけていこうでした。明日の確認もして見通しをもちました。

その後は、お風呂に入って寝る準備です。さあ、今日の疲れをしっかり取って明日に備えたいです。おやすみなさ~い。
1日目の活動の最後は、キャンドルファイヤーです。

第1部は、火の儀式です。火の神から4人の火の守に、分火をしました。火の守1は、どんな時もみんなで協力することを誓いました。火の守2は、友情を大切にして助け合っていくことを誓いました。火の守3は、目標に向かって精一杯頑張ることを誓いました。火の守4は、強い心と丈夫な体をつくることを誓いました。

火を受け取った火の守は、5年生全員にその火を分けました。そして全員の火をシンボルツリーに飾りました。

第2部は、活動班ごとに準備をしてきた出しものです。各班もち時間は3分間です。クイズ系の発表をした班が多かったです。リコーダー発表やマジックもありました。班の発表後はじゃんけん列車とよっちょれを全力で踊って盛り上がりました。

第3部は、エンディングセレモニーです。みんなで心静かに、「ビリーブ」を歌いました。
最後は、時間をかけて準備をしてきた実行委員が、みんなの協力に感謝を伝えてまとめました。
宿泊学習の定番、野外炊飯です。メニューは、焼きそばです。

はじめに、担当所員の方から注意事項や使う用具について説明をしていただきました。

熱いものを持つときには、軍手のイボイボがついていると溶けてしまうので、手のひら側にして専用のミトンをはめて使うこと。野外炊飯では結構手こずることが多い薪の火の付け方は、まずは4本の薪をかまどに縦に並べて、その上に新聞紙を丸めてさらにその上に割った薄い薪を乗せて火をつけること。がんばって優秀な炎マイスターを目指そう!調理手順は、材料を切る、鉄板に油をひきいて肉→野菜→麺の順に混ぜながら炒めるです。最後に後片付けについて教えていただきました。

さっそく、用具を準備して調理開始です。用具を洗う人。材料を切る人。分担をして調理を進めます。苦戦するかと思われた薪への着火はどの班もスムーズで、班のメンバーと協力し合ってとても順調に進みました。

いよいよいただきますです。少しコゲた部分もありましたが、それも美味しさの調味料として大満足の出来でした。

さあ最後の仕上げ、次に使う人のことを考え、来た時よりも美しくを合い言葉に片付けました。ここでも、班のチームワークを生かしてしっかり予定時間内に終えることができました。誰ひとり人任せにしている子がいなかったのは、本当に素晴らしい!
いよいよ部屋にチェックインしました。ウキウキが止まりません。部屋の感触を味わったら、リネン室からシーツを受け取って、さっそくベッドメイキングをしたり館内を散策したりしました。
班長は、班長会議でこれからの活動の確認をしてから合流しました。

予定通りに自然の家に到着しました。71人全員元気です。
まずは、お待ちかねのお昼ご飯です。メニューは唐揚げ弁当です。ここからは班行動です。食事は活動班で食べます。食事係が、メンバーのお弁当と麦茶を受け取り、いただきますです!
続いて出会いの集いを行いました。
はじめに、代表児童が、「野外炊飯でみんなと一緒に焼きそばを作るのが楽しみです。これから二日間よろしくお願いします。」と伝えました。
次に、 自然の家の担当者からお話をしていただきました。「班のみんなと協力しながら楽しく活動する中で、自分の目当てを達成させてください。班単位での行動になりますので、助け合って友情を深めてください。学校生活では気づけない友達の良さを見つけ、良い思い出をつくってください。」
最後に、自然の家での生活について、担当所員から説明をしていただきました。
① たくさんの団体が利用しているので、挨拶を元気にしてコミュニケーションをとってください。②宿泊部屋の網戸は閉めて使いましょう。転落防止のためにベランダには出ません。③10時消灯です。他の人の迷惑にならないようにしましょう。④次に使う人のために、部屋の掃除を丁寧にしましょう。⑤食事はバイキングなので、食べすぎて気持ち悪くならないように気をつけましょう。⑥お風呂では、ふざけたり走ったり泳いだりしないようにしましょう。の6つにベッドメイキングやその他の安全な生活について説明がありました。
5年生の話の聞き方が上手で感心しました。
最初の目的地、日産いわき工場に到着し、活動スタートです。10月からの社会科「わたしたちの生活と工業生産」の”自動車をつくる工業”の学習と関連させた計画です。いわき市立平第二小学校5年生の皆さんと一緒に説明を聞きました。

日産自動車は1933年に創業しました。日本の産業を発展させたいと言う思いを込めて、社名を日産自動車にしたそうです。
いわき工場では、スカイライン、フェアレディZ、エルグランドのエンジンを組み立てています。エンジンの部品は1500個でできていて、そのほとんどが関連工場でつくられていわき工場に運ばれてきて組み立てています。約860人が働いていて、人と機械とロボットが役割を分担して作業をしているそうです。

いわき工場のルールは、安全に、楽に、早く、正確にだそうです。だから、安全のために、工場内の交差点を渡る時も左右確認を欠かさないそうです。

工場内を見学した後は、組み立てラインで実際に使っている工具の使用体験をしました。他にも、日産が世界に誇るGTRなどの実車にも触れさせていただきました。
日産自動車の皆様、見学を受け入れてくださった上に、全員に調べ学習に使えるパンフレットやミニカーまでくださり、大変ありがとうございました。
5年生は、1泊2日で宿泊学習を行います。活動地域は、いわき市及び富岡町です。「福島県立いわき海浜自然の家」に宿泊します。

7時30分の出発に合わせ、全員早めに登校してくれました。これからの活動に期待してくれているのを感じました。2日間、子どもたちの安全を第一に、パワーアップ・レベルアップをサポートしていきます。
出発式では、私からは2つのことを話しました。①自分から進んで行動して楽しい2日間にしましょう。②自分だけではなく、周りの友達も楽しくなるようにしましょう。
代表児童が、「みなさん楽しい思い出になるようがんばりましょう。」と挨拶をしました。見送りの教頭が、「最高の思い出を使ってきてください。」と送り出しました。
この日は、1~4、6年生は見学学習で、それぞれの目的に向けて出発をしました。5年生は、明日からの宿泊学習に向けての準備や学習をしています。
