1月27日(月)雅楽教室:6年生
2025年2月17日 14時34分エル・システマの学校支援を受け、「雅楽」の鑑賞教室を実施していただきました。『そうま雅楽会』から代表の西様をはじめ、6名の方々が来校されて素敵な演奏を披露してくださいました。
雅楽は、基本的には4拍子なのだそうですが、西洋音楽との違いとしてリズム速度が一定ではなく、曲によって速くなったり途中4拍目だけが伸びたりする特徴があるのだそうです。鞨鼓(かっこ)は、リズムを司るリーダー的役割で、円をかくように叩きます。他にも、楽太鼓(がくだいこ)・鉦鼓(しょうこ)があり、これら3つを雅楽の三鼓(三種類の太鼓)というのだそうです。また、雅楽には指揮者がいないため、先ほどのようなリズム速度の変化について、この「打物」の担当者が相談をすることが語源となったのが「打ち合わせ」なのだそうです。目から鱗でした!
一方、吹物と言われる楽器は、龍笛(りゅうてき)・篳篥(ひちりき)・笙(しょう)です。特に、篳篥の音色は人の声にたとえられ、洋楽器のオーボエの基になったといわれています。印象的だったのが、「浦安の舞」という曲でした。演奏だけではなく、舞もご披露くださいました。これは、昭和天皇が詠んだ「天地(あめつち)の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」を歌詞に、曲をつけて平和を願うために作られた神楽なのだそうです。子どもたちの感想では、「今の楽器にはない音」「迫力がすごい」などがありました。