東日本大震災追悼 全校集会
2021年3月11日 10時58分あの日から10年の月日が流れました。今日は追悼集会を開きました。
教頭先生は、10年前も大野小学校に勤務していました。
犠牲になられた方々の冥福を祈って、黙とうを捧げました。
校長先生は10年前は中学校に勤めていました。
10年前にすでに生まれていた子どもたちも、あまりに小さいので当時の記憶はほとんどありません。今日は、写真や映像などを使って、当時の様子を振り返りました。もちろん、見たくない場合は退席していいこととしました。
子どもたちは、物音ひとつ立てずにスクリーンの映像を食い入るように見、校長先生の説明をよく聞いていました。
「命の大切さ」「普通に過ごせる喜び」「感謝の心」「いろいろな人がいることへの理解」
校長先生は、締めくくりにそのことをお話しくださいました。子どもたちも、それぞれに校長先生の言葉をかみしめているようでした。
コロナ感染におびえながら過ごす今の世の中は少し息苦しく、だからこそ人々は未来のことを熱く語ります。
顔をあげて歩こうと、明るい未来を見ようと呼びかけます。
しかし、3月11日は私たちにとって特別な日です。1年に一度だけ、過去に向き合う日があってもいいのではないでしょうか。今日だけは思う存分後悔し、泣いてもいいのではないでしょうか。思い出の中に溺れてもいいのではないでしょうか。明日からは元気を取り戻すから。だから今日だけは。
今日一日が平穏な日でありますように祈ります。