学校のようす

雅な世界を楽しもう(雅楽教室)

2022年11月18日 14時36分

相馬雅楽会のみなさんに来ていただき、雅楽鑑賞教室を開きました。3~6年生が鑑賞しました。

世界最古のオーケストラともいわれるのが日本の伝統芸能「雅楽」です。今日はありませんが、本来はここに「琵琶」が入ります。

平安時代の名曲「越天楽」を聴きました。教科書の「越天楽 今様」は室町時代に、当世風にアレンジされたものです。

「鉦鼓」(しょうこ)という金属の太鼓です。

「鞨鼓」(かっこ)という両打の太鼓です。楽団全体をコントロールしています。

「篳篥」(ひちりき)です。主に旋律を担当します。

「笙」(しょう)です。和音を奏でます。吹いても吸っても音が出ます。

「竜笛」(りゅうてき)です。これも旋律を担当します。

「琴」ですが、私たちがよく聴く琴よりも弦が太くて、弾くための爪も小さいです。雅楽では主にリズムを担当しています。

「太鼓」です。雅楽では、中心に置かれます。この楽器は100万円以上するそうです。

6年生の代表が、鉦鼓・太鼓・鞨鼓(三つ合わせて「三鼓」といいます。)を体験させていただき「打合せ」をしました。三つの太鼓を音を出しながら合わせていくことを「打合せ」といい、そこから事前に話し合いをすることを「打ち合わせ」というようになったそうです。

最後に「浦安の舞」を鑑賞しました。雅楽に踊りを合わせたものです。

雅楽にまつわる話や、雅楽の歴史、曲の鑑賞、体験と盛りだくさんの内容でしたが、あっという間の一時間でした。平安時代にタイムスリップしたようでした。鹿島の男山八幡宮の西さんをはじめとする相馬雅楽会のみなさん、素敵な時間をありがとうございました。