生きる力 今こそ伸ばすとき

 12日から13日にかけての台風19号。本当に驚きました。そして,宇多川の氾濫,断水・・・命の危険を身にしみて感じる災害になりました。そのような中,被害の程度に差はあるとは思いますが,八幡っ子たちや八幡地区の方々が大事に至らなかったことに,ホッとしているところであります。 

 16日の朝。幼稚園,小学校の八幡っ子たちを体育館に集め,お互いに無事を確認し合いながら,安心して学校生活を送ることができるようにお話をしました。

 校長先生からは,困難な時だからこそ「やさしい子」「わかる子」「たくましい子」(幼稚園)「くふうする子」をいろいろな場面で発揮することを約束しました。

 養護教諭の横川先生からは,手の洗い方,トイレの使い方,給食のことを中心に話がありました。生徒指導主事の神長先生からは,互いに真心を込めてやさしく接することやつらい時や困ったときは先生方に相談することの大切さについてお話がありました。

 子どもたちの不安を取り除き,みんなで心ひとつに協力しながら乗り越えていくことができるようにお話ししました。このような非常事態でも,落ち着いて真剣に話を聞くことができている八幡っ子に頼もしさを感じました。

 高学年の子どもたちは,トイレの水洗用の水として,プールの水を汲みました。子どもたちの力は絶大で,本当に助かりました。ありがとう!!

 子どもたちが学校に集ってみんなで給食を食べることができるように,そして水がなくてお弁当を作るのが難しい各家庭のためにと,たくさんの方々の協力で給食を食べることができました。本当に心から感謝です。量は少ないけれども,真心のこもった給食に,子どもたちは大満足です。やさしさいっぱい,ありがとう!!

 IHIの方々が,大阪から届いた飲み水を運んでくださいました。涙が出るほどのうれしさです。人間の温かさに触れた瞬間。2年生の子どもたちから「ありがとうございました。」の感謝の声,声,声。

 養護教諭の横川先生を中心に,八幡の先生方全員で手洗いやトイレの準備,指導に力を注いでいます。衛生的に,安全に子どもたちが生活できるように頑張っています。

 外遊びから帰ってきて,昇降口で消毒手洗い。万全です。子どもたちも先生方も,知恵を出し合いながら,生きる力を発揮して生活することができています。

 昨日から学校が再開しましたが,子どもたちはたくさんの方々のやさしさと真心をいただきながら,元気に学校生活を送ることができております。本当に幸せです。これからも,笑顔が絶えない八幡っ子を目指し,この困難をみんなで協力して乗り越えることができるよう,チーム八幡,スクラム組んで頑張っていきます!!