『磯部中学校のこれから』を考える話し合い ~中教研第二次研究協議会~

 11月13日(月)、相双地区の全ての中学校から『特別活動』担当の先生にお集まりいただき、生徒の活動を参観していただきました。

 授業は全校生参加の話し合い活動でした。テーマは、在籍生徒数が減っていく可能性のある『磯部中学校のこれから』を考えること。自分たちが引き継いできた『よい伝統』をいかに未来につないでいくか、今年度初めからみんなで考えてきたことです。

 ...と言っても、テーマが大きく、すぐに良い方法が見つかるものではありません。したがって今回は、生徒にとって最も重要な行事の1つである文化祭の在り方を考えることで、課題解決の糸口を見つけていこうという流れでした。

  文化祭の企画について「これはなくせない」「これは別なものに代えられるかも」「少人数では厳しい」「こんな新しい企画はどう?」など、実施の可否について班ごとに話し合いを行い、合意形成をしながら班の意見をまとめていきました。

 そして、黒板の前に全員で集まり、班ごとにまとめた意見を代表者が発表しました。授業の最後には、生徒会活動そのものの今後の在り方などにも話が広がりました。課題解決にはまだまだ時間がかかりますが、『磯部中学校のこれから』について真剣に話し合う姿勢は大変立派でした。

 授業後、お集まりいただいた先生方から様々なお褒めの言葉を頂戴しました。

○自分の意見を自分の言葉で述べようとしている

○磯部中学校のこれからについて、自分事として話し合いを真剣に行っている

○会全体の進行役、班の進行役がリーダーシップを発揮して話し合いを進めている  などなど

 今後の活動についてもいくつかアドバイスをいただいたので、参考にしながら、子どもたちと一緒に『磯部中学校のこれから』について、話し合いを続けていきたいと思います。

 

 ...余談ですが。

 黒板の前に全員が集まって話し合いをする姿。スタイルとしては効率が悪いのですが、全員が肩を寄せ合って1つのことを真剣に考える。これが磯部中学校のスタイル。個人的な感想ですが、私はこの雰囲気が好きです。