校章

 旧相馬中村藩の城下町の中心部を学区としていることから、藩紋である九曜の星を基調に、ペンを配して学問を精励している。その周りに蛍と雪の結晶を象っているが、これは次の故事に由来する。

 昔、中国の車胤という人が勉強するのに貧しく、明かりに用いる灯油を買えずに「蛍」を集めて、その光で本を読んだ。また孫康という人も冬の寒い夜、「雪」のあかりで勉強を続け、立派な人間になった。

 本校の校歌の中にも「蛍と雪の象徴こそ・・・」と詩われ、校歌と校章が一体となった格調の高いものである。