こんなことがありました。

東日本大震災追悼行事

2021年3月11日 11時12分

3月11日業間に「東日本大震災追悼行事」を実施しました。始めにこの大震災により亡くなった方々のご冥福をお祈りし黙祷を捧げました。次に校長先生のお話がありました。

「東日本大震災から十年が経ちました。ほとんどの人は体験していませんが、ニュースなどで地震や津波の映像を見たことがある人もいることでしょう。今年も3月11日を迎えました。先ほどは、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りして黙祷をしました。
 2月13日の夜、相馬はまた大きな地震に遭いました。驚きました、怖かったです。本当に地震でピンチになったとき、人はなかなか動くことができません。そこで、大切なのはどんなときでも考えて、動けるようになるということです。地震は「いつ起きてもおかしくない」と言われています。それは、「いつか起きる」ということではなく「明日起きてもおかしくない」「今日起きてもおかしくない」という意味です。私たちは、1年間に何度も避難訓練を実施して、常に自分の命を大切に守ることを勉強しています。
 しかし、地震は学校で起きるとは限りません。むしろ、学校以外の時間に起きる可能性が高いと言えます。どんな時でも、それが一人でいる場合でも、全部の力を使って、頭をフル回転させて、とにかく自分の命を守ることを最優先しまししょう。
 3月11日を忘れないように、ということはよく言われています。 
大震災から10年が経った今 私たちがいちばん忘れてはいけないのは、なんてことのない、ほんとうになんでもない、ふつうの日々の大切さです。家族や友だちがいること。学校で勉強していること。友だちと遊んでいること、食事やお菓子を食べること、この普通に生活できていることのありがたさを知ることです。
 飯豊小学校のみなさんは、3月11日は「当たり前の幸せ」に感謝をし、「当たり前の幸せ」を大切にする日にしましょう。」(一部抜粋)

次に、5年生が「総合的な学習の時間」で作成した、地域の通学路危険箇所マップの紹介をしました。「どれぞれの方部の危険箇所が示されている掲示物が、保健室前に貼ってありますので、ぜひ見てください。」と呼びかけました。

最後に6年生代表児童が「命の大切さ(東日本大震災十年目にして思うこと)」を発表しました。

「わたしが2歳の時、東日本大震災が起きました。その時の記憶はあまりありません。だから、そんなに深く考えたり、自分から知ろうとしませんでした。でも、コミュタン福島で東日本大震災がどれだけのものなのかを知りました。自分は、今生きていなかったかもしれない。家族を失っていたかもしれないということを、心に刻んで生きて行きたいと思いました。映像を通して当時のことを見てみると、私や家族が今生きているのも奇跡だと思います。私は東日本大震災で命が消えてしまうという恐怖を知ったので、自分の命、大切な人の命、友だちの命を大切にし、後悔のないように生きたいです。これからは、今までよりもっと、命を大切にしたいです。」(一部抜粋)

大事な行事にあたり、みんな真剣な態度で参加し、それぞれの話をしっかり聴いていました。