学校 2年生の算数、「かけ算」の学習が始まりました

 2年生の算数科では、昨日(16日)から「かけ算」の学習が始まりました。まだ、「かけ算」という言葉は使っていませんが、かけ算の考え方に気付く授業です。

 「メリーゴーランドには、2人ずつ乗っています。」「2,4,6,8としていけば、人数がすぐ分かります。」「ジェットコースターには、5人ずつ乗っているので・・・・・。」子供たちからは、次々と、キーワードとなる言葉が出てきます。

 同じ大きさの数量をひとまとまりと意識させ、絵を見て、「〇人ずつ乗っている。」「△台ある。」を見つけたし、丸で囲んだり、ノートに図を書いたりして、「〇のいくつ分」という考え方への理解を深めます。

 全部同じ数ずつではなく、3人、4人、5人というように乗っている観覧車の場面では、子供たちはどのように考えるでしょうか。 担任からは、「何通りの考え方がある?」との問い。

 

 子供たちは、「あっ!」と言って、もっと違う考え方を思いつきます。「5人の箱から1人だけ3人の箱に移動すれば、4のまとまりが5つできるよ。」、「3人の箱からそれぞれ1人ずつ、4人の箱に移動すれば、5のまとまりが4つできるよ。」

 かけ算という新しい計算方法を知る前に「〇のいくつ分」を見つけ出す活動を繰り返し行ったことで、自分で「〇のいくつ分」を工夫して作ることができるようになりました。柔らかな考え方ができる子供たち。これからの「かけ算」の学習が楽しみです。