9月1日(木)5年生宿泊学習:2日目:震災講話
2022年9月1日 12時52分2つ目の活動は、震災講話を聞きます。野外炊飯の時に担当してくださった、齋藤さんがスライドを使って、東日本大地震の被害状況等について話してくださいました。
次にクロスロードゲームをおこないました。これは、震災時の判断に迷う状況を想定し、どう行動するかを2択で考え、友達と話し合うゲームです。震災時の負担を少しでも軽減できるように、周囲の人と話し合い、備えのきっかけとすることが目的です。テーマは、8月の13時に、ある市で震度6強の地震が発生しました。学校も一部被災をしましたが、避難所を開設することになりました。ライフラインはストップしています。住民が続々と避難してきました。300人が避難しました。そこにおにぎりが100個送られてきました。今日中の追加はありません。おにぎりを配りますかというものです。
たくさんの良い意見が出されました。解決案としてよく考えられたものとしては、「小さな子どもや高齢者、障がい者、妊婦さんを優先に、半分にして配る。」「おにぎりの形を崩して、少しずつ全員に配る。」などが出されました。
振り返りでは、代表児童が「災害の対策を見直すべきだと感じました。」「食糧不足について考えたこともなかったので、実際にやることを想定して考えたことで、本当の時にこういうことに対応できると思いました。」「食料が足りなくなるなんて考えたこともなかったので、これから考えていきたいと思います。」最後に所の担当者からは、「自分で考えることが、何よりの防災です。ぜひこれからも考える力を鍛えていってもらいたいです。」との言葉をもらいました。まさかのことがいつでも起こる可能性がある今、こうした備えもとても大切なことだと改めて考えることができました。
東日本大地震から11年以上が経ちました。5年生は、全員誕生する前でした。当然記憶があるはずもありません。しかし、福島県人として、東日本大地震がどんなものであったのかを知っている必要があるという考えのもと、学校行事に取り入れると福島県からの補助金対象になります。今回の宿泊学習では、バス代等を補助していただいています。